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新宿で味わいたいガチ(マジ)中華の店7選|本場の料理を満喫できる店を紹介

大久保 歌舞伎町 西新宿

ガイド 食べる
エスニック レストラン 居酒屋
DATE : 2023.02.10
日本人の舌に合わせてアレンジされていない、本場の味を再現したガチ中華を味わえる店が新宿にも増えている。

「中華料理店はたくさんあるけど、できるだけ本場の味を堪能したい」
「現地で食べているような気分にさせてほしい」

上記のような人のために、新宿でガチ中華を満喫できる店を7つ紹介しよう。本場の火鍋料理や香辛料が効いた激辛料理、中国伝統の麺料理など食欲を駆り立てる店ばかりだ。読み終わる頃には、ガチ中華を求めて家を飛び出したくなるだろう。

新宿でガチの中華料理を満喫できる店7選

さまざまな国の料理を楽しめる街、新宿。もちろん本格的な中華料理を味わえる店も豊富だ。本場さながらの雰囲気のある店で食べられるため、中国旅行に行った気分を味わえる。

中華料理は、地域ごとに北京・上海・広東・四川の4つに分けられるほど多彩な食文化を持っている。気軽にランチで立ち寄れる店から、その店でしか味わえない料理を提供している店まで余すことなく紹介しよう。

①譚鴨血|日本初上陸の開運火鍋が味わえる

日本初上陸の本格開運火鍋を堪能できる店だ。譚鴨血(タンヤーシェ)は、中国本土に約600店舗を展開するほどの人気店。100年前の四川の料理店をイメージした朱色で彩られた店内には、中国風インテリアと提灯が見受けられる。本場の人気店だけあって、日本在住の中国人も多く訪れる店だ。

名物メニューは譚鴨血の開運火鍋。本場中国の火鍋は、縁起の良い食材を詰め込んだ日本でいうおせちのような開運料理だ。新鮮な肉とホルモン、野菜をスパイスたっぷりの薬膳スープにくぐらせて食べれば汗と箸が止まらないだろう。運ばれてくる鍋には「開鴻運」と書かれた札で封がされている。これから良いことが起きるよう願いが込められた封を、掛け声とともに開けるのが開運の秘訣だ。

火鍋のほかにも、コース料理から単品料理まで絶品の中華を味わえる。中国本土で人気の火鍋を食べながら開運を願ってみてはいかがだろうか。

②再來宴|本場の料理人が作る上海・南方料理を堪能

西新宿に店を構え、創業24年を誇る本格中華料理店だ。店内には、中国ならではの円卓テーブルが並んでおり、まるで中国本土の大衆食堂で食事をしているような気分を味わえるだろう。個室席も完備されているため、宴会や会食などシーンに合わせて利用できる。

提供される料理は、本場の料理人が作る上海料理や南方料理だ。日本人向けにアレンジされた中華料理を出している店も多いなか、再來宴(サイライエン)では本場の味そのままのガチ中華を堪能できる。

特殊な包丁で削った麺が特徴的な山西省発祥の伝統料理「刀削麺」が名物メニュー。刀削麺だけでも、麻婆・坦々味・牛肉・上海炒めの4種類もある。好みに合わせてお気に入りの刀削麺が見つかるだろう。コース料理は、2,750円から予算に合わせて提供している。前菜から肉料理、点心までついているため、中華料理を余すことなく堪能できる。飲み放題も追加すれば、さらに箸が加速するはずだ。

③海底撈火鍋|本場の熱々火鍋で芯から温まる

本場の絶品火鍋メニューを高級感溢れるれる店内で堪能できる。海底撈火鍋(カイテイロウヒナベ)は中国本土発祥で全世界に約1,300店舗を展開している有名店だ。飲食店には珍しくキッズルームやネイルコーナーも完備。料理を待っている間も気持ちよく過ごせるサービスが充実している。

店内は、落ち着きのある照明と白で統一されたテーブルが高級感を演出している。円卓の個室も完備。デートや少人数の飲み会に利用すれば、特別な時間を過ごせるはずだ。

火鍋は、一色・二色・四色からスープの種類を選べるため、さまざまな味を楽しめる。具材に決まりはなく、肉や海鮮、野菜などから好きなものを選んで食べられるのも魅力的だ。コースセットも用意されており、火鍋が初めての人でも安心できる。〆には、麺職人が目の前で作るカンフー麺をいただける。火鍋との相性も抜群で、視覚でも楽しめる一品だ。

カンフー麺を伸ばすアクロバティックな技と絶品の火鍋を求めて、ぜひ足を運んでほしい。

④撒椒小酒館|マニアックな四川料理にしびれる

撒椒小酒館(サージャオシャオジウグアン)は、大久保駅近くに店を構える四川料理を堪能できる店だ。店内のネオンサインで装飾された壁と棚に並べられた金色の招き猫が圧倒的な存在感を放っている。中国の伝統的な雰囲気ときらびやかなネオンが入り混じった不思議な空間だ。

ガチ中華が食べられる店だけあって、平日の昼時は中国人客も多い。料理は香辛料がよく効いた四川料理が充実している。唐辛子や花椒などのスパイスや調味料をふんだんに使った料理は食べる人の食欲を駆り立てる。名物メニューは、烤魚(カオユィ)と呼ばれる魚料理。麻婆スープを使った煮込み料理だ。痺辛の麻婆スープと柔らかい魚の身が絶妙にマッチしており癖になるだろう。

外観と内観、料理のどれをとってもインパクト抜群だ。日本にいながら、本格派の中華料理を味わえる店を訪れてみてはいかがだろうか。

⑤山西亭|熟練の麺職人が打つ種類豊富な刀削麺

東新宿駅近くに位置している、中国山西省の郷土料理を堪能できる店だ。テーブル席のみの店内は一見都内でもよく見かける町中華のような雰囲気だが、そんな雰囲気を良い意味で覆すようなガチ中華を堪能できる知る人ぞ知る隠れた名店だ。

中国山西省といえば、麺料理発祥の地として有名で、200種類以上の麺料理があるといわれている。山西省で生まれた中国五大麺の一つである、刀削麺も山西亭(サンセイテイ)の看板メニューだ。本場仕込みの熟練の麺職人が作り出す種類豊富な刀削麺はどれも絶品。満腹でも麺をすすりたくなるような食欲をそそる味わいだ。

数多く提供している麺料理のなかでも今回紹介したいのは、莜麺栲栳栳(ヨウミエンカオラオラオ)。日本人に馴染みがある中華麺とは、似ても似つかない蜂の巣のような見た目をしている。燕麦の粉を練って筒状に成形し蒸したもので、トマトソースか黒酢ソースにつけていただく。食べるほどに旨味が溢れてくる一品だ。日本では珍しい麺料理をぜひ堪能してほしい。

⑥上海小吃|上海の味をそのままの調理法で提供

歌舞伎町の裏路地にひっそりと店を構える、本場の味を現地の調理法で味わえる店だ。店にたどり着くまでに通る道は「本当に現地に来てしまったのか?」と錯覚するほどディープ。入り口にある中華風の人形に迎えられて店に入ると、本場感溢れるパワフルな接客で迎えられる。店内の黒板に書かれたメニューは中国語でほとんど読めないが、日本人向けのメニュー表もあるので安心してほしい。

上海料理は、蟹や海老、魚などの海鮮を、酒と醤油を生かした甘く濃厚な味付けで食べるのが特徴。上海の味を存分に堪能できる上海小吃(シャンハイシャオツー)の名物メニューは、葱油蛤蜊だ。蛤(ハマグリ)の甘辛炒めで、プリプリの蛤とソースの相性が抜群。揚げパンを頼んでソースにつけて食べるのもおすすめだ。

普通の中華店では扱っていない珍味を味わえるのも上海小吃の特徴だ。勇気のある人は挑戦してみてはいかがだろうか。

⑦老辺餃子舘|伝統を誇る自慢の蒸し餃子

伝統のある老辺餃子と中国揚州料理が堪能できる老舗中華店だ。現地から輸入した調度品が並ぶ店内には、幻想的な空間が広がっている。金の屏風や高級感ある円卓は、中国のレストランに足を運んだ気分にさせてくれるだろう。

老辺餃子とは、蒸餃子を筆頭に200年間もの間、製法が門外不出の歴史ある餃子だ。老辺餃子舘(ロウベンギョウザカン)は、11種類の秘伝の餃子を毎日手作りで提供している。セイロで出されるモチモチの皮に包まれた蒸餃子はここでしか味わえない。

また蒸餃子以外にも、実は羽付きの焼き餃子も絶品だ。食べた瞬間に肉汁が溢れ出すほどジューシーな仕上がり。肉の味もしっかり感じられ、厚めの皮とパリパリの羽が抜群にマッチしている。一皿に4種類で計12個の餃子を味わえるが、いくらでも食べられてしまうくらい食欲をそそるだろう。

門外不出の餡を使った本場の餃子をぜひ味わいに行ってほしい。

まとめ:新宿でガチの中華料理を味わおう

新宿でガチの中華料理を味わえる店を7つ紹介した。近年、日本人向けにアレンジされていない、本場の味をそのまま再現したガチ中華が食べられる店が増えている。もちろん新宿にもガチ中華を楽しめる店が豊富だ。

北京・上海・広東・四川の4大中華料理を筆頭に地域によって異なる食文化を堪能できるのが中華料理の魅力だといえる。中華料理という括りでも店によってまったく違う味を楽しめるだろう。

今回紹介した店だけでも100種類以上の料理を堪能できるはずだ。お気に入りのガチ中華を求めて新宿を散策してみてはいかがだろうか。

文:一條真広

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