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【MUSIC BAR特集】Vol.2 ふなっしーと共にメタル・バー GODZへ迫る(前編)

歌舞伎町

インタビュー 食べる
GODZ ミュージックバー メタル 音楽
DATE : 2021.03.18
新宿のミュージック・バー、ライヴハウスなど音楽にまつわる店舗へのインタビューと、その店舗が繋がりのあるアーティストを迎え対談するこの企画。その第2回目として、2002年に誕生した、ヘヴィ・メタル/ハード・ロックに特化した老舗ロック・バー、GODZに迫る。前編ではメタル好きとしても知られるふなっしーを招いて取材を敢行した。

ふなっしー
千葉県船橋市在住のご当地キャラ(船橋市非公認)。港町産まれの梨の妖精。“ご当地キャラ総選挙 2013”で1位を獲得。落書きがそのまま飛び出したような雑でゆるい顔と裏腹なハイテンション且つ激しくキレのある動きが目を引き、人気、注目の的に。地域おこし活動のほかにCM出演や声優など、幅広く活動している。2013年には自身が作詞作曲した『ふな ふな ふなっしー♪ 〜ふなっしー公式テーマソング〜』でメジャー歌手デビュー。プロデュース/アレンジはTHE ALFEEの高見沢俊彦(Vo/E.Gt)が務めた。また、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルを好んでいることを公言しており、“OZZFEST JAPAN 2015”ではOzzy Osbourneと共演。なお、同じくご当地キャラのアックマ、カパル、にゃんごすたーとキャラクター・メタル・バンド“CHARAMEL”を結成し、ライヴ・イベントなどへの出演も行っている。2022年には地上降臨10周年を迎える。

こういうメタル話がここだといくらでもできるんなっしなー!
忘れかけてたメタル魂が燃えてくるなっしー!

GODZオーナー:hide (左) 、KEN (中)、ふなっしー(右)

— ミュージック・バー特集の第2弾として今回インタビューするのは、メタル・バー GODZです。今回は、ふなっしーと一緒に、GODZの魅力に迫っていきたいと思います。

ふなっしー:ありがとなっしー! 好きだなぁこういう店。クールだなぁ!

— せっかくロック・バーでインタビューするということで、ふなっしーも何かドリンクをオーダーしませんか?

ふなっしー:もし梨のカクテルがあれば!

— ふなっしーは大のメタル好きだそうですね。例えばどんなアーティストが好きなんですか?

ふなっしー:ご存じかと思いますけど、Ozzy Osbourne。彼が大好きなっしー。広く聴くんですけど、最初にメタルに触れたのがIRON MAIDENで。梨学生になると“イケてる音楽を聴きたい”みたいなのがあるじゃんかなっし? 洋楽を聴くためにレンタルCD屋さんに行ったら、あいうえお順でA-HAとかの横にIRON MAIDENがあって、ジャケットを取ったらめっちゃ痺れるジャケットだったなっしなー。それを借りて聴いてましたなっしー。

KEN:IRON MAIDENはなんのアルバムだったんですか?

ふなっしー:『Seventh Son Of A Seventh Son』。厨二心をくすぐるというか、ゲームみたいなジャケットだったなっしー。

— オーナーのふたりから見た、ふなっしーのメタル好き度合いはどうですか?

KEN:Ozzy OsbourneとIRON MAIDENは、当然通らなきゃいけないところを通っているわけで。

hide:若い人で『Seventh Son Of A Seventh Son』って言ったら “すごいメタラー!”ってなりますけど、ふなっしーは置いておいて、我々世代はリアルタイムなのでIRON MAIDENを出すのはメタルの好き度合いで言ったら全然普通です。

ふなっしー:メタル・マウントの取り合いじゃないかなっしー(笑)!

— メタルの入りがそこということですよね? 最近だと誰が好きなんですか?

ふなっしー:最近はICED EARTHくらいで止まってるなっしなー。

KEN:ICED EARTHが出てくるのはすごい!

hide:この前(ギタリストのJon Schafferが)アメリカ連邦議会議事堂に突っ込んで逮捕されてましたね。

ふなっしー:そんなことがあったなしか!?

hide:メンバーみんなやめちゃいましたよ、それで。

ふなっしー:あー、なるほど……。こういうメタル話がここだといくらでもできるなっしなー! 忘れかけてたメタル魂が燃えてくるなっしー!

— ところで、ふなっしーは公式テーマ・ソングにTHE ALFEEの高見沢俊彦(Vo/E.Gt)さんが参加しているなど、ミュージシャンとも親交がありますよね。

ふなっしー:そうなっしー。去年はライヴで打首獄門同好会のみなさんと対バンをしたりして、楽しかったなっしなー。あとSCANDALさんとかNegiccoさん。幅広いなっしー!

KEN:Ozzyは知り合いですか?

ふなっしー:Ozzyには“また会おうぜ”、“See you again”って言われたなっしなー(※日本テレビ“行列のできる法律相談所”内企画で初共演)。

KEN:それは誰も勝てない。横綱と友達なんだから。

ふなっしー:会ったときのインパクトがすごかったなっしなー。神を目の前にした信者みたいな感じ。

KEN:プールに落とされてましたよね?

ふなっしー:でもプールに落とされたあと、ちゃんとOzzy が引き上げてくれたなっしなー。で、Ozzy が家のシャワー使わせてくれたなっしー。“これOzzy が使ってるシャンプーだ!”って思いながら。

KEN:“オズフェス”(“OZZFEST JAPAN 2015”)のステージに立っていましたよね?

ふなっしー:背中から放水されて、危うくステージから落とされそうになったなっしー!一番嬉しかったのは後ろにGeezer Butler(ex-BLACK SABBATH etc./Ba)がいて、笑ってくれてたなっしなー。あの笑わないGeezerが。それが嬉しかったなっしー。

— ふなっしーは、ご当地キャラクターだけで構成されたキャラクター・メタル・バンド、CHARAMELで活動もされていますよね。

ふなっしー:にゃんごすたーという、X JAPANのドラム演奏でバズった猫のキャラクターがいるんだけど、にゃんご(にゃんごすたー)と出会って“バンドやろうぜ”という話になって。曲はメタルっぽいのがいいよねという話で、メタル・バンドっぽくなりましたなっしー。

— おふたりはCHARAMELの存在はご存知でしたか?

KEN:バンドの存在は知っていました。曲は、今回ふなっしーが来ることになってから調べたんです。ふなっしーのMV(「ふな ふな ふなっしー♪ 〜ふなっしー公式テーマソング〜」)も観ました。高見沢(俊彦)さんがバーッて弾いていて、すごかった。

— ところで、ふなっしーは普段こういったロック・バーに行くことはあるんですか?

ふなっしー:ハードロックカフェにはちょくちょく行ってたなっしなー。特に海外旅行に行くと必ず寄ってますなっしなー。日本では初めてかもしれないなっしー。

“伝説の店を作るなら新宿だろ”みたいな感じで

— ではここからロック・バー初心者のふなっしーと共に、GODZがどんなところなのかを聞いていきましょう。

ふなっしー:お店のオーナーであるおふたりのそもそものロックとの出会いについて聞かせてくださいなっしー。

KEN:出会いまで遡ると、小学校になるんです。もともと僕と彼(hide)は7歳からの幼馴染で、当時は普通に歌謡曲を聴いていたと思うんだけど、もうひとり共通の幼馴染がいて。そのお兄さんがLOUDNESSの『THUNDER IN THE EAST』のカセットを貸してくれたんです。家に帰ってそれを聴いたら爆発してしまって、その日から今に至るまでずっとその爆発が続いているメタラーになったという感じですね。(hideも)同じだよね?

hide:そう。当時はテレビでもよく出ていて、メタルって特殊なものではないところもあったんですよ。

ふなっしー:そこからロック・バーをオープンする道のりはどんなものだったなしか?

KEN:長いですからね。10歳からずっとふたりでメタルを聴いて小、中、高、大、社会人とずっと一緒にバンドやったり、家も目の前なので毎日行き来して“新譜入ったよ”とかやりとりしたり。お金も限りがあるから、“俺メロディアス系ね”、“じゃあ(hideは)ブルース系ね”みたいに分けて。共通で買ってないやつはお互いで交換したり、ベスト・アルバムを作って渡したり。

ふなっしー:めちゃくちゃ仲がいいなっしー。

hide:みんなやるんですよ。ベスト・テープ交換会。

KEN:それでずっとロックにまみれてきたので、大学のころには“ロックで食べていきたいね”と。バンドで食べていくのは我々の才能だと無理そうだから、何かロックに携わる仕事はないかねって。それで就活のときに音楽関係の会社を受けては落ち、“ホワイトカラーは向いてないのかな?”とか言ってましたね。そのころから“いつかロック・バーを開いて、メタルをずっとやっていく作戦総本部を作ろうよ”と言っていました。それで、3年間サラリーマンをやって、社会を知ってから作ろうということで、ふたりで別々の会社に入ったんです。3年経ったときに“よし、じゃあやるか”って言って、会社を辞めて物件を探し始めて、今に至ります。

ふなっしー:よく3年の間に心変わりしなかったなっしな。

hide:我々が行ってみたいと思うようなロック・バーがなかったというのもあって。“それだったら自分たちで作っちゃったほうが早い”と。

KEN:それ以外にやりたいことが見つかれば良かったけど、メタルを超えるやりたいことが見つからなかったのもあるでしょうね。

ふなっしー:それがちゃんと形になって、2002年からもう20年くらい。素晴らしいなっしー。どうして新宿・歌舞伎町でロック・バーをオープンしようと思ったなっし?

KEN:僕らは高円寺、中野の生まれ育ちなので、小さいときからずっと新宿が遊び場なんです。渋谷とか池袋とか、他の東京の都市ってほとんど行ったことがないんじゃないかっていうくらい、歌舞伎町にしかいなかったんですよね。新宿が馴染みだったので“ロック・バーはどうか”と考え始めたころには新宿しかイメージがなかった。一応他の主要な駅もいろいろ調べたりしたんだけど、イメージが湧かなかったんですよね。だから、“新宿なら我々のビジネスが成功するんじゃないだろうか”とかはあんまり深く考えなくて。

ふなっしー:新宿がホームタウンそのものだったなっしなー。

hide:新宿には、2000年くらいまで輸入盤のCD屋さん、メタル・Tシャツが売っているお店、ライヴハウスとかいっぱいあったので、漠然とロックの街というか。今でこそ渋谷にライヴハウスがいっぱいありますけど、昔はそうじゃなかったと思うので、新宿こそ、と。“伝説の店を作るなら新宿だろ”みたいな感じで。

— メタラーにとっても、新宿で店を開くのは自然な流れだったってことですね。

hide:そうですね。現にロック・バーがいっぱいありますし。

ふなっしー:ロック・バーのひとつの聖地みたいになってるなっしな。店のコンセプトや大切にしていることについて教えてほしいなっしー。

KEN:オフィシャルなものとしては、“Heavy Metal / Hard Rockの世界には様々な『神』と呼ばれるプレイヤー達がいる。そんな神々が一夜にして一堂に会し、夜な夜な爆音を轟かせる。そして人々は酒を飲み、頭を振り、非日常たる恍惚の境地へと落ちていく…。”というコンセプトで、2002年にGODZは誕生しました。Michael SchenkerもJUDAS PRIESTもIRON MAIDENも、ここでは一堂に会すんだぞ、という意味のGODZなんですね。

ふなっしー:お店の名前がいいなっしなぁ。一度聞いたら忘れない。

KEN:それと、最初のフライヤーに“毎日歌舞伎町に爆音を垂れ流す”とか書いてたね。GODZ=爆音の店という印象をつけたくて。そうしたら“GODZに来たら会話もできないくらいの音らしいよ”という噂が広まっていきました(笑)。そんなことはないんだけど、爆音に身を任せて酒を飲むのはすごく気持ちいいことなんだ、というのを植えつけていったんだよね。

hide:スピーカーを見てもらうとわかると思うんですけど、これ選定してるときに“それどこで使うの? イベント? ホール?”みたいに言われ(笑)。“これくらいの規模の店ですよ”って言ったら、“絶対だめだよ、なんか勘違いしてるよ”って(笑)。

ふなっしー:すごいなっしー。近隣からクレーム的なのは(笑)?

KEN:来てません(笑)。

▲店内にあるスピーカー

— 地下ですし、そのあたりは大丈夫なんでしょうね。

ふなっしー:メニューを見ると、この店ならではのメタルらしいドリンクがあったり、オリジナルのGODZ Beerとかもあったりするなっしな。

KEN:我々はあまりチャラチャラしたものは好きじゃないので、“ウェーイ!”にはならないけど、一体感は欲しいと。そのなかで、メタル、お酒、ビジネスをまとめるものになっていくと、パンチの効いたネーミングの商品を出していくとかで。“Raining Blood”という、タバスコとウォッカと、トマトジュースとブラッドオレンジを使ったショットがあるんです。最初はアメリカのメタル・バンドSLAYERが来日したときのいわゆるスポット・メニューだったのに、結局もう6~7年続いていて。外国人がすごく好きなんです。「Raining Blood」というSLAYERの曲の名前で、味にパンチが効いている。そういうものがメタラーには引っ掛かるんだなって。それがGODZならでは。今で言えば“Enemy Within”はARCH ENEMYの曲からで、“Back In Black”はAC/DCで、“Exciter”はJUDAS PRIESTです。中身のわからないメタル・ネーミングのほうが売れるんですよ。

ふなっしー:何が入ってるんだろうって、気になるなっしなー。

KEN:“何が入ってるんですか”って聞かれても、基本的には教えないんです。でも美味しくないものは出していないですし、大丈夫です。試飲に試飲を重ねてます。

ふなっしー:そこがこだわりなっしなー。店がふたつ(GODZフロア/GODZ-Satelliteフロア)に分かれてるのはなんでなっし?

KEN:もともとはこっち(GODZフロア)だけだったんですけど、お客さんがどんどん増えていくなかで隣が空いたんです。単にお店が広くなっただけですね。

ふなっしー:増床したなっしなー。

KEN:そうですね。今の段階では同じGODZなんですけど、隣のスペースは階段を挟んで別という考えもできるので、いろんなことを今後はできるかなと。今までは分かれていることで違う店に捉えられるのは困るなと思っていたんです。でも、今となっては他のアイディアも試せるぞ、という気にもなってきたかな。

ふなっしー:貸し切りもできるなっし?

hide:できます。ふなっしーのイベントもできます。

ふなっしー:メタル・イベントできるってことなしか!?  素晴らしいなっしー!

大きく変わろうという気はないんです。このままに見えるように努力していこうかなって

— CDもこれだけの量があったら相当目を引きますよね。

KEN:20年前はサブスクなんてないので、僕らの持ってるマニアックなCDがアドバンテージだったわけですよ。

hide:メタラーっていい意味でオタク気質なので、収集癖じゃないけど、サブスクで聴けるから実物のCD、レコードはいらないという合理的な考えとはまた別なんです。そこはサブスク全盛の今でも、メタルオタクの心をくすぐるんじゃないかなって。

ふなっしー:たしかにサブスクにないものもいっぱいあるなっしなー。お店の中でのアーティストの流行りはあるなしか?

KEN:世の中的な流行りはこっちもお客さんも掴んでいるんですけど、たまに“今この時間このバンドを聴いているのは世界でうちだけじゃないの?”ってくらいマニアックなものが発掘されるんです。“世の中的に流行るかは知らないけど、すごくいいから”というのが、局所的に爆発するのがあって。去年2020年だと、1年間ずっとFIGHTER Vっていうのが。

hide:たぶん記事にしてもらっても、だれもピンと来ない(笑)。スイスから出てきてね、誰も聴いてないと思う。でも、うちではめちゃくちゃ盛り上がったんですよ。バズッた。

KEN:PVが4つあって、すべて秀逸なんですよ。メタルが好きな理由がそこにあるというか、そのダサさ具合が僕らからしたらカッコいいんです。

— なるほど。

ふなっしー:サインがいっぱいあるけど、どんなアーティストが来ているなしか?

hide:ふなっしーが好きそうなところだと、Brad Gillis(NIGHT RANGER/ex-OZZY OSBOURNE BAND etc./Gt)。

ふなっしー:すごい、Brad Gillis来たんだ!

hide:Brad Gillisが来たときはザワっとなって、お客さんも“NIGHT RANGERかけよう”とか言ってたんだけど、Brad GillisはひたすらにOzzyの話ばっかりで。

ふなっしー:今でもOzzyのこと尊敬しているなっしなー。

KEN:Ozzy関連はそれなりにいるよね。ギタリストのGus G.は、OZZY OSBOURNE BANDに入る前に2~3回うちに来ていて。

ふなっしー:本当に!?

KEN:そのあとにバンドに入ったって。Alissa White-Gluz(ARCH ENEMY/ex-THE AGONIST/Vo)やDJ ASHBA(SIXX:AM/ex-GUNS N’ ROSES/ex-BEAUTIFUL CREATURES)みたいに、ここに来るとステップ・アップしていくね(笑)。

ふなっしー:(店内を見回しながら)LOUDNESSの方もいらっしゃったなしか?

KEN:高崎(晃/Gt)さんが来て、お話させてもらったり、山下(昌良/Ba)さんも前にいらっしゃったり。

ふなっしー:うわぁー!

KEN:我々の感覚からすると、憧れだった高崎 晃さんから、ビジネスをしてお酒の800円をいただくときの幸せ。“俺も高崎さんのCDをいっぱい買ったんで、高崎さんも800円お願いします!”って言うときに、“やった~!”と思ったなぁ。

ふなっしー:ビジネスだと対等なっしなー。

— このあたりで締めに入っていきたいと思います。おふたりのこれからの展望、歌舞伎町、新宿に期待していることを聞かせてください。

KEN:私が小学校とか中学生のころって、歌舞伎町は今よりもっとロックな街だったんです。それからCD屋とかもどんどん撤退して、ロックな街感をよその街に取られていったんですね。でも、ここ数年ロック・バーやロック関連のお店、ライヴハウスもどんどん生まれてきたので、このままロック感が進んでくれると我々としても嬉しいですね。

hide:東急さんの“新宿ミラノ座跡地”の再開発プロジェクトは大きいと思いますよ。人の流れが少し変わって、インバウンドとかも含めて若い人のいろいろな楽しみが増えるんじゃないかな。歌舞伎町の良さは残したまま、もっと楽しめる街というか。

— 最後に、これからGODZをどんなお店にしていきたいですか?

KEN:20年の間にいろんなマイナー・チェンジは努力してきましたけど、基本的には変わらないことがクオリティであって。20年前に来てた人が “GODZは全然変わらないよね、ここに来るとほっとする”と言ってくれるのを求めているので、大きく変わろうという気はないんです。このままに見えるように努力していこうかなって。

hide:僕は、メタルの聖地にしたい。ビジネスとして大成功するのは難しいとは思うんですけど、長く続けて“メタルと言えばGODZだよね”と。LAのRAINBOW(RAINBOW BAR AND GRILL)みたいな。我々がよぼよぼになっても次の世代へと繋いでいきたいです。

・ふなっしーが「GODZ」でお酒を飲みながらリクエストしたい曲ベスト3

1. RAGE「Power And Greed」
この前リクエストしたらあったから。
是非この店で爆音で聴きたいなっしー

2. MOTÖRHEAD「Angel City」
店に似合うノリノリの曲でヘドバンかましたいなっしー

3. GUNS N’ ROSES「November Rain」
後半飲み疲れてしっとりした時にはこの曲を聴いてしんみりしたいなっしー

・GODZ オーナー、KEN&hideによる最近のオススメアルバム

KEN

● RICHIE KOTZEN『50 For 50』
2020年、最も聴き込んだアルバムです。
気を付けてください。このアルバム3時間24分あります。50曲です。
いきなり集中して聴かずに、ユックリじっくり聴いてください。
いつか化けますよ。
11曲目[Black Mark]は冒頭のツカミが◎

● THE BLACK DAHLIA MURDER『Verminous』
安定のブラダリ新作!
こんなに複雑かつメロディアスで暴力的な音楽、よくまとめられるもんだなと毎度感心します。
僕がデスメタルで聴きたい要素が全て入っていると思う。
4曲目[Child of Night]の展開は大好物です!

● ARCTIC RAIN『The One』
Swedenのバンドのデビュー作。
2020年のGODZは、秀逸すぎるMVに引っ張られて『FIGHTER V』をかなり推しておりましたが、同じメロディアスハード系で僕はこちらのアルバムを推します。
初めてDOKKENやTALISMAN、FAIR WARNING等を聴いた頃の気持ちが甦りました。

Hide

● ONSLAUGHT『Generation Antichrist』
ONSLAUGHTに限らず、近年のベテランスラッシュメタルバンドの活躍は目を見張るものがあります。
このアルバムも当時のスラッシュメタルが良い感じでアップデートされていて、ずっと頭を振り続けていられます。

● FIGHTER V『Fighter』
GODZで本当によくかかりました。
騙されたと思って、Youtubeで(ここポイント)チェックしてください。
微妙に垢抜けない感じがたまりませんから。

● THE ATOMIC BITCHWAX『Scorpio』
ニュージャージーのロックバンド。
ぜひ、お酒を飲みながら聴いてください。
酔ってきたころには、すっかりファンになってますよ。
もちろん、シラフで聞いてもかっこいいです(念のため)。

※GODZスタッフ全員バージョンはこちら
『GODZスタッフが選ぶ2020年のベストアルバム・ベストソング』

【SPECIAL PRESENT】
ふなっしーのサイン入りグッズ&チェキをプレゼント!応募方法は、MASH UP! KABUKICHOのTwitterアカウント(@mashup_culture)をフォローした上で該当のつぶやきをRTするだけ! 締切は2021年3月31日(水)! たくさんのご応募お待ちしております! ※募集は終了しました。

ふなっしー

千葉県船橋市在住のご当地キャラ(船橋市非公認)。港町産まれの梨の妖精。“ご当地キャラ総選挙 2013”で1位を獲得。落書きがそのまま飛び出したような雑でゆるい顔と裏腹なハイテンション且つ激しくキレのある動きが目を引き、人気、注目の的に。地域おこし活動のほかにCM出演や声優など、幅広く活動している。2013年には自身が作詞作曲した『ふな ふな ふなっしー♪ 〜ふなっしー公式テーマソング〜』でメジャー歌手デビュー。プロデュース/アレンジはTHE ALFEEの高見沢俊彦(Vo/E.Gt)が務めた。また、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルを好んでいることを公言しており、“OZZFEST JAPAN 2015”ではOzzy Osbourneと共演。なお、同じくご当地キャラのアックマ、カパル、にゃんごすたーとキャラクター・メタル・バンド“CHARAMEL”を結成し、ライヴ・イベントなどへの出演も行っている。2022年には地上降臨10周年を迎える。

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text: 宮﨑 大樹
photo: うつみさな

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