エヴァ“ド世代”芸人パンサー菅良太郎が体験する、エヴァンゲリオン×東急歌舞伎町タワー「EVANGELION KABUKICHO IMPACT」

※EVANGELION KABUKICHO IMPACT

『和牛特区』でエヴァカラーのバーガーを堪能

以前のインタビューで、自身が新宿区民であり、“新宿っ子”でありたいと語っていた菅さん。多くの時間を新宿で過ごしているというものの、東急歌舞伎町タワーへの来訪はこの日が初めてだった。

「オープン前からここができるのをかなり楽しみにしていたのですが、機会が見つからなくて、なかなか来れずにいたんですよね。楽しみだな〜」と、撮影前から楽しみな様子。

まずは1階の正面エントランスの真裏に位置するビーフダイニング「和牛特区」へ。

高級焼肉チェーン「平城苑」などを展開する株式会社平城苑の新業態である「和牛特区」は、『和牛のプロ集団』が手がける、『​和牛のポテンシャル』を​最大限に引き出した肉料理を味わえるお店だ。

紫と緑の葉野菜で初号機を表現したバーガーは、マヨネーズとケチャップをあわせたオーロラソースにスパイスがプラスされていてアクセントに。和牛の旨みを引き立てるべく、1番下の紫キャベツはマリネに調理されており、ピクルスのように酸味をプラス。酒粕を混ぜたバンズが使用されているなど、オリジナリティ溢れる一品だ。

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届いたバーガーを前に、碇ゲンドウのポーズでわくわく感を表現する菅さん。早速実食してもらった。

「お肉のボリュームもあって、満足感がすごい！これ1つで満腹になりそうですね。しつこすぎず酸味があるので、食べやすいです。和の感じがあって、海外の方にも喜ばれそう」とご満悦。

さらに紫芋と抹茶のスイーツも。2本交差するように置かれたメレンゲに「すごい！突き刺さった2つのメレンゲはロンギヌスの槍かな？」とテンションも急上昇。

ちなみにコラボフードを展開中のお店で該当商品を注文した場合には、オリジナルコースターをプレゼント。エヴァンゲリオンのパイロットたちが新宿の街にいるデザインと、東急歌舞伎町タワーに初号機が映し出されているデザインの、計6種の中からランダムで1枚がもらえる。

箱の中に手を入れ「もちろん、レイがほしいです！でも、歌舞伎町の入り口の前に立っているアスカもいいな〜」と意気込むも、引いたのは新宿の街の中に立っている主人公・碇シンジのコースター。

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これを受けて菅さんは「シンジか〜。普通、主人公を引いたら嬉しいはずなんですけど、シンジだけはライバルというか、なんというか…1番ひきたくなかったですね。でも、新宿の真ん中に立っているって考えたらテンションが上がるので……いや、でもシンジか〜」と抑えきれない悔しさを滲ませていた。

「EVANGELION Burger 初号機Set」は1日20食限定。このメニュー目当てで訪れる方も多く、昼頃には売り切れることも多いそう。気になる方は11時の店舗オープンに合わせていくことがおすすめだ。

和牛特区

〒160-0021 東京都新宿区 東急歌舞伎町タワー1階

9階「POST CREDIT」で“推し”との記念グッズを発見

次に訪れたのは、全席プレミアムシートで話題の「１０９シネマズプレミアム新宿」に併設された9階のスーベニアショップ「POST CREDIT」。今回のイベント「EVANGELION KABUKICHO IMPACT」限定の、新宿の街とコラボしたグッズや、人気イラストレーターの白根ゆたんぽさんが書き下ろした「LIFESTYLE HOTEL EVA」のオリジナルグッズが発売中だ。

コラボコースターでは、残念ながらお目当てのレイを引き当てられなかった菅さん、同じデザインのフレームマグネットを発見！

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「改めて見ると、新宿のどこの場所かわかるもんですね。レイは西口の大ガード下だ」と“新宿っ子”っぷりを発揮。「どうしても欲しかったら、ここで買うのもありですね」

また、菅さんが注目したのは同じデザインが施された缶ドリンク。

実はこれ「TAG LIVE！LABEL缶」 というもの。好きなキャラクターをチョイスし、購入した日の日付を入れられるほか、レモンスカッシュとウーロン茶から好きな味を選ぶことができる自分だけの缶ドリンクだ。

説明を受けた菅さんは「これめちゃくちゃいいじゃないですか！好きなキャラクターと一緒に行ったような感じを味わえますし、記念になりますね」と興奮気味。

ちなみに、缶に貼られたラベルは剥がすことも可能だそうで「パソコンやノートに貼っても良さそう！うわ〜これいいなー！」と真剣な表情で見つめていました。

※グッズの販売はなくなり次第終了予定。

エヴァ好きにはたまらない、おしゃれすぎるコラボホテル

東急歌舞伎町タワーといえば、まちを遊びつくすための拠点「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」も話題。イベント期間中は、その1フロアが「LIFESTYLE HOTEL EVA」として『エヴァンゲリオン』にジャックされ、5名のパイロットをイメージした客室に泊まれる。

この日は、菅さんの好きな綾波レイの部屋を訪問。

まず目に入るのは、人気イラストレーターの白根ゆたんぽさんが描いた綾波レイのアート。菅さんは「これ、写真撮ってもいいですか？」と、すぐさま自身のスマートフォンで写真を撮影していた。

また、アートのほかにルームライトやファブリックもブルーに統一されている。ベッド脇にそれとなく飾られた花もキャラクターをイメージしており、徹底したコラボっぷり。

「この花、青だけじゃなくて色を塗る前の零号機の色、黄色も入っているんですね」と、菅さんはエヴァファンならではの気づきも。部屋中に散りばめられた綾波レイっぽさに感心していた。

さらに、新宿の真ん中にそびえ立っているということもあり、見晴らしも良好。

新宿を知り尽くしている菅さんも初めて見る景色のようで「わ〜新宿からスカイツリーが見えるんですか！」「ゴジラの背中、初めて見た！」と声を弾ませていた。

また、このプラン、チェックイン時には5名のパイロットをイメージしたマカロンや、人気イラストレーター白根ゆたんぽさんが描いたオリジナルグッズ（トートバック・マグカップ・Tシャツ・ポーチ）付き。（グッズは宿泊人数分ついてきます）

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「え！これ全部ついてくるんですか？マグカップとか、普通に毎日使いたいです。こんなについてくると考えたら、めちゃくちゃお得ですね」

また、宿泊者にはエヴァカラーのサンドや、パイロットがプリントされたビスケットが入ったコラボレーションブレックファストBOXも提供。

「寝ても覚めてもエヴァに囲まれているなんて幸せですね。朝食べるのに、ちょうどいい量なのも嬉しいです」と、このコラボならではのモーニングに舌鼓を打った。

ホテルの印象について菅さんは、「全体的におしゃれですよね。かわいらしくデフォルメされたパイロットたちもいいですし、随所にエヴァ愛が溢れていて素敵です。アメニティやマカロンも、すごくかわいらしかったのですが、パイロットごとに違うようで。エヴァファンなら全部屋を制覇したいんじゃないかな」

※LIFESTYLE HOTEL EVAは2023年4月28日（金）～7月20日（木）開催中。

HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel

〒160-0021 東京都新宿区 東急歌舞伎町タワー18～38階

パンサー菅良太郎が考える、約30年間愛され続けるエヴァンゲリオンの魅力とは

東急歌舞伎町タワーの各コラボを体験した後、菅さんが考えるエヴァンゲリオンの魅力を、改めて伺った。

— 菅さんと「エヴァンゲリオン」の出会いを教えてください。

リアルタイムでアニメが放送されていた当時、友達が見ていたので、僕も見るようになったのが最初ですね。その頃僕は中学生、主人公の碇シンジと同世代でした。当時はブームの真っ只中だったので、周りの友達もみんなエヴァを見ていた気がします。

でも、最初に見たときは、まじで意味がわからなかったんですよね（笑）。初めて聞く言葉がたくさん出てくるのに、出来上がっているストーリーが当たり前のように進んでいくので。

— たしかに難解な部分も多いですよね。

アニメ版だけだったら、シンジの中で完結していますからね。『序』や『破』などの映画を見て、初めてその物語を俯瞰から見れるところも楽しいですよね。

— アニメを見ていた当時、わからない中でも離脱せず「おもしろい」と思えたのは、なぜだったのでしょう？

すごいエヴァ好きなやつらが、周りにいっぱいいたのは大きいですね。そいつらがそれぞれ考察するんですが、めちゃくちゃ揉めて、あーでもない、こうでもないって話しているんです。それが楽しいというのは1つあります。

— 初回放送から約30年経った今でも、ファンを惹きつけているのはなぜだと思いますか？

明確な答えがないからこそ、何回見ても楽しめるところはあるんじゃないかなあ。それから、キャラクターが魅力的っていうのもありますね。やっぱ思春期を経験した人なら、シンジの気持ちもわからなくないですし、各キャラクターのストーリーが全然違うので、そこが魅力なんだろうなと。

— 綾波レイが好きとのことですが、どんなところが好きなんでしょう？

レイは悲しくて、儚いんですよ。あんな悲しい中学生、普通いないと思うんです。でも、正直なことを言うと、当時見ていく中で消去法というのはありました（笑）。中学生らしい、シンジとかアスカにはない魅力がつまっているんですよね。

ただ、今思うとシンジも他のアニメでは見られない魅力があるなと思いますね。主人公なのに、ヒーロー感が全然なくて。当時は見ていて「ちょっとお前遅いぞ！」ってイライラしたこともあったのですが、あれが中学生のリアルなんだなと大人になってから理解できるようになりました。

— 東急歌舞伎町タワーのコンセプトは“好きを極める”ですが、菅さんにとっての“好きを極める”とはなんでしょう？

時代で言ったら推しというものなんでしょうね。僕は何かを好きになったことはあるものの“これ！”という推しができたことがないので、羨ましいなと思うんです。アニメや漫画も好きですが、1つの作品、1人のキャラクターをすごく推す！というのはやったことがなくて。

実は仕事にしているお笑いも、高校生の時にインディーズで芸人をやっていた同級生に「お笑いやってみたいと思わないの？」って言われて、芸人になったんですよ。だから高い熱量で好きなものを持つことに対しては、憧れがありますね。よく言われる“猫好き”っていうのも、結局うちの猫が好きなだけなんで（笑）。

— なるほど（笑）。

だから人生かけて好きと言えるものがある人って、すごいなと思います。好きになることに年齢が早いとか遅いはないと思うので、この先、熱量高く好きでいれるものに出会いたいですね。

— 最後に、“新宿っ子”の菅さんが「東急歌舞伎町タワー」に期待していることを教えてください。

オープン前から僕の仲間、音楽好きな人、お酒好きな人…みんながみんなここができるのを楽しみにしていたなと感じていました。今日、1日タワーの中を周ってみて、何か好きなことがある人が各ジャンルから集う、遊び心が溢れたタワーだなと感じました。だからこれから、さらに活気づいていくことを期待したいです。