歌舞伎町エリアで働く人々から、俳優、ミュージシャン、作家、映画監督ら著名人まで、幅広く聞いていく。
新宿バッティングセンター
1978年のオープン当初から、昼は学生や会社員、夜は歌舞伎町で働く人々と多種多様なお客さんで賑わう。バッティングセンターと言えば男性客が多いイメージがあるが、ここでは女性用のシューズや軽めのバットが貸し出されており、窓口ではストッキングや生理用品まで購入可能。レディースデーの水曜日には、女性客で行列ができることもあるそう。多言語対応のポスターやパンフレットも用意されている、どんな人でも受け入れる懐の深さが特徴だ。
推薦人:
YASUさん(セレクトショップ「THE FOUR-EYED」勤務)
「バッティングセンターにもかかわらず、朝の4時まで営業しています。内装は長年のタバコで黄ばんでおり、それもまた哀愁。(※現在は店内禁煙となっております。)
客層は、酔っ払ったホスト、キャバ嬢、もちろん本気でフォームの調整に来てる方、併設された少し古めのゲームコーナーで、本気でゲームに熱中する国外の方などなど。トイレもあって涼しいので休憩に来ている人もちらほらいて、店員さんにしっかり注意されている、なんて場面も。
あるとき、超ド級の長めネイルにロングブーツ、バッチリメイク、ミニスカートの女性が深夜に一人で左打席から綺麗に120kmを打ち返している姿を見て、初めて歌舞伎町で知らない異性に連絡先を聞きました。」
YASUさんにとって、歌舞伎町って?
「職場があり、ジムもあり、よく飲みに来るところ。全員が自分の欲求に率直で見栄を張らずに堂々としており、周りの目を一切気にせず過ごせる居心地の良い街です。全てが映画のワンシーンのように感じる、独特な雰囲気があります。」
ほかにもあるぞ! YASUさんお薦めスポット
①龍門(中華料理)
味が好みで良く行きます。
②花園神社
待ち合わせ場所として使うと、ジブリっぽい雰囲気が味わえます。
③テルマー湯(銭湯)
人が少ない時間帯のセルフロウリュウがお気に入り。
④OPENBOOK(バー)
多種多様なお客さんと交流ができる。
⑤松屋(牛丼店)
店の前に歌舞伎町らしい人間模様が広がっています。
⑥ブレイブポイント(サバゲースタジオ)
新宿に新しくできた、綺麗で広めのインドア・サバゲーフィールドです。
text:平井莉生(FIUME)、川端うの(FIUME)
photo:MASHUP編集部