都内随一、いやアジアでも有数のナイトクラブと言えるZEROTOKYO。その全貌を紹介しよう。
異なるコンセプトを持つ5つのフロア
ZEROTOKYOの最大の特徴は、地下1Fから地下4Fまでの4層構造に広がる5つのエリア。それぞれの空間は異なる音楽ジャンルとテーマを持ち、来場者はフロアを移動するたびに新しい音楽体験に出会うことができる。
メインフロアのZ HALLは天井高7メートルを誇る大空間で、国内外のトップDJやアーティストのパフォーマンスが繰り広げられる。レーザーやLEDスクリーンを駆使した視覚演出と、圧倒的な音響が一体となり、巨大なフェス会場のような没入感を実現している。
一方で、よりコンパクトな空間でディープな音楽体験を求めるならRINGやBASEといったフロアがおすすめ。RINGはアンダーグラウンド感覚のパーティから実験的なライブまで、多彩なプログラムが展開されている。BASEは低音が特に際立つサウンドシステムを備え、ヒップホップやベースミュージックを体感するのにうってつけの場所だ。
B1F エントランス



B2F BOX / R BAR


B3F RING / Z LOUNGE


B4F Z HALL

ZEROTOKYOの3つの魅力
コンセプトの異なる5つのフロアを行き来しながら非日常を味わえるZEROTOKYOは、サウンドシステムや視覚演出のクオリティ、そしてステージに立つDJたちのラインナップもピカイチ。多くの人々に支持されるその理由を見ていこう。

ワールドクラスの音響システム
ZEROTOKYOの音響システムはカナダのAdamson Systems Engineeringによるもので、世界的な大型フェスやクラブで採用されてきたトップクラスの技術である。館内には100台以上のスピーカーが配置され、最大138dBの音圧を実現。どのポジションにいても均一かつ透明度の高いサウンドが体験できる。まさに“音楽を浴びる”体験を味わえるのだ。
未来を映し出すXR演出
ZEROTOKYOの視覚演出は、大阪を拠点とするCOSMIC LABが開発した革新的なXRライブシステムによって実現されている。彼らが施すXRは従来の「Extended Reality」ではなく「Expanded Reality」として再定義され、物理世界と仮想世界の境界を曖昧にする表現が追求されている。メインフロアの360度LEDビジョンは、音楽と完全にシンクロし、視覚的にも聴覚的にも異次元の没入感を生み出す。
世界的アーティストが集うプログラム
ZEROTOKYOのステージには、連日国内外のトップアーティストが出演している。近年では、世界No.1フィメールテクノDJ の呼び声も高いCharlotte de Witteや、DJ Magランキング9位のVINTAGE CULTURE、グラミー賞受賞者Boys Noizeなど、世界最前線のアーティストが相次いで出演している。
また、国内アーティストを中心としたイベントとしては、石野卓球や大沢伸一(SHINICHI OSAWA)、など日本を代表するアーティストが勢ぞろいする「SOUNDGATE」や、人気ビートメーカーが大集合する「GOLD DISC」などをレギュラー開催。小林幸子が出演したことでも話題となった、「ZIPANGU the Party!!」という日本の伝統芸能とダンスミュージックを融合させた唯一無二の企画も展開し、総合的なエンターテインメント体験を提供している。
東京のナイトライフの新たな景色

ZEROTOKYOは、最新鋭の音響とXR演出、そして世界的アーティストの招聘や独自のイベントブッキングによって、従来のクラブのイメージを刷新した。歌舞伎町という日本最大の歓楽街に誕生したこの空間は、東京のナイトライフを牽引するだけでなく、アジアのクラブカルチャー全体に新たなスタンダードを提示していると言えるだろう。
百聞は一見に如かず。週末の予定に迷ったら、まずはZEROTOKYOのスケジュールをチェックしてみては?
文:MASH UP! KABUKICHO編集部