ここでご紹介するのは、新スポットの中でもひとりで楽しみやすい場所だ。予定のない休日こそ、新宿へ散歩に出かけよう。
「東急歌舞伎町タワー」でアートを楽しむ
新宿駅へ到着したら、まずは歌舞伎町方面へ。各線新宿駅からは徒歩で約7分、2023年4月に開業したばかりの「東急歌舞伎町タワー」で館内散歩を楽しもう。ライブや演劇などを楽しめる施設という印象が強いかもしれないが、館内にちりばめられたアートを鑑賞するために訪れる、という人も多い。
チケットなどが必要なく、ふらっと足を運んでも楽しめるのは、タワー2階エントランスに展示されている「ビルバーガー」と、1階ホテルエントランスにある「オーロラの夢」。いずれの作品も、実は歌舞伎町とは深い〜関係性が。ここではあえて言及しないが、作品情報はこちらのページで紹介している。作品情報を片手にアートを見て回ると、知られざる歌舞伎町の記憶に触れられることだろう。
おにぎり専門店「おにぎり まんま」でシンプルな贅沢を堪能
「東急歌舞伎町タワー」から、新宿3丁目方面へ徒歩10分。少し早めのお昼で、「おにぎり まんま」へホッとする味を求めに。カウンター席のみのため、おひとり様でも足を運びやすいお店だ。 新潟県産のお米をふんわりと握ることで、ふかふかの口当たり。シンプルにお米のおいしさを楽しめる。それだけでなく、「筋子×鮭」「卵黄×肉そぼろ」といった具材も溢れんばかり。最後の一粒まで大満足できること間違いなしだ。
行列必至だが、待ち時間もおにぎりへの期待感を高めてくれる調味料。持ち帰り予約も可能なので、テイクアウトして近くの公園などで食べるのもいいだろう。
「CREA BASE」のワークショップで頭を空っぽにする
ひとりだからこそ、頭を空っぽにする時間を作るのもいい。新宿御苑近くにある「CREA BASE」は、“心と身体をととのえるアート&クラフト体験型スポット”。数々のワークショップが用意されており、感覚を研ぎ澄ます体験ができる。
例えば、ゴッホの代表作を描くワークショップ。ドリンクを片手に、ゴッホの躍動感あるタッチを楽しみながら筆を動かす集中タイム。描き終わった後、気づけば最近悩んでいたことや邪念を忘れて、すっきりとした気分になっているはず。他にも陶芸体験なども用意されているため、自身のセンスを総動員して、思いのままに創作を楽しむ時間を。
レモンサワー工場「OPENBOOK破」で帰り際に一杯
新宿散歩は、「CREA BASE」から徒歩わずか3分の「OPENBOOK破」でシメ。ゴールデン街にある「OPENBOOK」の新店で、“史上最高の、飲めて楽しめるレモンサワー工場”がコンセプト。レモンサワーの缶チューハイ製造工場が併設されており、作りたての商品を手にすることができる。店内に流れる空気は程よい距離感とゆるさで、ふらっと立ち寄りやすい。
同店へ来たなら楽しみたいのは、タップカクテル。あらかじめタップで仕込み、タップからビールのようにサーブする形式のサワーやカクテルのことだ。生カクテルともいえる新感覚の一杯を嗜みながら、ひとりで満喫した一日を思い返す。新宿散歩の締めくくりに、ふさわしい一店だ。
新宿での散歩は、新しい発見と出会いに溢れている
変化が多い新宿だからこそ、いつもとは違う道や場所を歩いてみることで、新しい発見や出会いとの巡り合わせが。駅ナカも、いつも行く場所も魅力的だが、あえて新宿の街を歩いて回ってみよう。きっと、自分を刺激してくれるモノ・コトで溢れているはずだ。
文:MASH UP! KABUKICHO編集部