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繁華街ならではのサウナの魅力とは?三越伊勢丹サウナ部が語る、新宿のサ活事情

大久保 歌舞伎町

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サウナ スパ
DATE : 2024.05.15
「仕事が早く終わったら、サウナチャンス! と思えるのが新宿なんです」と語るのは、新宿を中心に活動する三越伊勢丹サウナ部のメンバー宮﨑綾さん。

彼らは百貨店「三越」「伊勢丹」を運営する株式会社三越伊勢丹に勤めながら、社内でサウナ部を発足。個々のSNSでのサ活(サウナ活動)報告だけでなく、サウナの輪を広げることを目標に活動を行っている。

この三越伊勢丹サウナ部が、東急歌舞伎町タワー地下にあるバー「倉庫0」でイベントを開催する。それを記念して本記事では、三越伊勢丹サウナ部のメンバーに「倉庫0」へお集まりいただき、彼らを魅了する新宿のサウナスポットについて語ってもらった。

三越伊勢丹サウナ部

株式会社三越伊勢丹社員のサウナ好き4名が2020年冬に発足。社内コミュニケーションツールを使っての情報交換やサウナでの交流はもちろん、イベントや商品企画、ファンクラブ運営を行う。現在では約150名を超える部員が所属しており、西は福岡、北は北海道まで全国に広がりを見せている。

Instagram
X(旧Twitter)

田代径大(写真・左)

CCO(Chief Comment Officer)。サウナ部のキャッチコピーなどの言葉に関するクリエイティブを管轄する。「お湯かれさまです。」などのサウナ部で使っている言葉の生みの親。

高島俊哉(写真・中央左)

醸造長。オリジナルビールやレモンサワーの開発などを中心に、サウナ部オリジナルドリンクを開発している。

片山数章(写真・中央右)

CiO(Chief Instagram Officer)。三越伊勢丹サウナ部公式Instagramの中の人。

宮﨑綾(写真・右)

PR。社外のサウナーなどと交流し、サウナ部の広報活動を積極的に行なうサウナ外交官。

 

新宿が職場ならではのサウナ道

みなさんは、これまでさまざまなサウナを訪れてきたと思います。そのなかで新宿のサウナの魅力はどういったところにあるのでしょうか?

田代:なんといってもアクセスの良さですね。サウナって気軽に入れるのが魅力のひとつだと思うんですよ。その点、新宿で働いている我々のような人間からすると、近場で入れるサウナがあるのはものすごく嬉しい。

片山:どうしても仕事後にひと汗かきたいんですよね。限られた時間のなかでサウナを利用して、少し物足りないくらいがちょうどいいというか。

田代:わかる。ふた汗はいらないけど、ひと汗はほしい。

宮﨑:ひと汗後のビールなんて最高ですもんね。

田代:その点、繁華街が近くにあるのも嬉しいよね。飲み会前にさっと汗を流してから店に向かいたい。

高島:僕はサウナ後に必ず飲みたい派なので、サウナの近場に飲めるお店があるのはマストです。その点、飲食店の選択肢が多い新宿エリアは使い勝手がとにかく良い。なかでも新宿三丁目の「中華菜房 達磨(だるま)」という中華料理店がめちゃくちゃおいしいので、ぜひ行ってみてください。

おすすめメニューは?

高島:広東風やきそばは衝撃的なおいしさです。ビールと一緒に食べ飲みしてほしい。その後はゴールデン街の「OPEN BOOK」で、レモンサワーを飲んで帰るまでがワンセットです。

宮﨑:私は朝風呂派なので出勤前に行くのですが、新宿の喧騒とサウナ室の静寂な雰囲気のギャップが好きですね。ノイズキャンセリング機能をオンにした瞬間のように、スッと自分だけの世界に浸れます。これがたまらなく気持ちいいんですよね。

30分から利用可能な「新宿区役所前カプセルホテル」

では、そんな新宿エリアでおすすめのサウナはありますか?

片山:僕は「新宿区役所前カプセルホテル」を推します。ここは30分600円からサウナを利用できるので、仕事後などにサクッとととのいたいときに最適なんですよ。

ややマニアックな話になると、毎時0分と30分にオートロウリュが発動するので、15分か45分を目安に入場するのがおすすめです。身体をさっと洗ってサウナ室に入るとピッタリ。30分の利用だとサウナと水風呂を2周できます。

ただ、制限時間に着替えなども含まれるので、サウナ強者向けかもしれません(笑)。

新宿サウナの代名詞「新宿天然温泉テルマー湯」

田代:私は「新宿天然温泉テルマー湯」。サウナーには説明が不要なくらい有名なスポットなので多くは語りませんが、個人的に魅力的だと感じるのは水風呂。深さがあるのに加えて、唐辛子が入っているんですよ。あのピリピリ感は、テルマー湯でしか味わえません。

あと、入浴体験のみで済ませている方がいるなら、ご飯を食べてほしい。何を食べてもおいしいんですけれど、つるとんたん系の『山水草木』というお店が入っていて、館内着のまま「つるとんたん」を食べられるんですよ。

最近はリモートワークスペースも増設されたので、サウナとご飯、作業をすべて館内で済ませることができる。ゴールデン街が近い立地も魅力ですね。

韓国気分が味わえる女性専用サウナ「ルビーパレス」

宮﨑さんのおすすめサウナスポットは?

宮﨑:私は、女性専用サウナ「ルビーパレス」をおすすめします。ここは、ほぼ韓国と言ってもいいくらいの場所です。実は先日、韓国旅行の際にサウナを堪能してきたのですが、「ルビーパレス」そのものでした!

施設内で飛び交う言葉は韓国語がほとんど。浴室では、コリアンタウンで働くオンマたちがお互いの背中を流し合っています。異国情緒の溢れる素敵な場所です。

サウナは4つ。なかでもおすすめしたいのは、韓国発祥の「よもぎ蒸し(スチームサウナ)」です。韓国産の香りの強いよもぎを使っているそうで、高湿度が相まって、体中が潤う感覚を味わえます。個人的に、1階のロッカーから2階の浴室までの階段を裸のまま登る背徳感もたまらないですね(笑)。

“歌舞伎町らしさ”を全身で感じられるマル秘サウナ

では、高島さんのおすすめサウナスポットは?

高島:具体的な名前はあえて伏せておきたいのですが、歌舞伎町のやや奥まった場所にあるサウナがお気に入りです。歌舞伎町に所縁のある人たちが多数訪れるので、ある意味、歌舞伎町らしさを一番感じられるのではないでしょうか。

サウナ室は、ほどよく湿度が残っている本格派。しかも二重扉になっていて、混んでいるときは前室で待機できます。待合時間に寒い思いをすることがないですし、サウナ室を出たときの温度変化が苦手な人でも安心できる構造なのがうれしいですね。

個人的に好きなポイントは、浴室を出てすぐのととのいスペース。裸のままタバコが吸えるので、愛煙家にとってはものすごくありがたいです。

こちらのサウナの詳細については、ぜひイベント時に聞いていただければ(笑)。

サウナーのサウナーによるサウナーのためのイベントに!

高島さんからもちらっと話に出ましたが、67日に開催されるイベントでは、田代さんと高島さんの二人が「倉庫0」のカウンターに立つそうですね。どういう夜にしたいと考えていますか?

田代:コンセプトは「まるでオールドルーキーのサ室のような熱いサウナ談義ができる隠れ家スナック」です。サウナの話だけをして盛り上がれる場所って意外とないんですよね。だから当日は、お酒を片手にサウナ談義ができればと考えています。

コンセプトに書かれているオールドルーキーとは?

高島:僕たちが愛してやまない大好きなサウナです。

宮﨑:サ室の温度が高すぎて苦情がきたという逸話があるくらい、とにかく熱いサウナなんですよ。

田代:リスペクトを込めて、コンセプトに盛り込んでいます。当日は、熱気でサウナ状態になるくらいにしたいですね。

心構えのようなものは必要ないですか?

田代:タオル一枚だけ持ってきていただければ。あとは髪を乾かすためにドライヤー用の10円2枚?

片山:加えてイオンウォーターも?

高島:というのは冗談ですが、サウナ狂はもちろん、ちょっと興味があるくらいの方も気軽に足を運んでほしいと思います。

田代:おひとり様大歓迎。僕たちの経験を踏まえたうえで、それぞれの好みに合ったサウナを紹介できると思います。

宮﨑:水風呂が苦手な方におすすめのサウナとかね。

高島:あと「オールドルーキーって、そんなに熱いの?」みたいな話もぜひ(笑)。

田代:僕たちとお客さんの距離感もすごく近いので、みんなで和気あいあいと話したいと思います。とにかく熱い夜になると思うので、ぜひ一緒に楽しみましょう!

【イベント概要】

  日時:6月7日(金)21:00 ~23:30

  場所:倉庫0(東急歌舞伎町タワーB1階)

  ※詳細は後日発表。倉庫0三越伊勢丹サウナ部の公式SNSをチェック!

文:石川優太

写真:鈴木 渉

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