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歌舞伎町の新しいカルチャーが芽生える瞬間!『Kabukicho Music Live Vol.5』レポート

歌舞伎町

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Kabukicho Music Live イベント 音楽
DATE : 2023.07.21

真夏を先取りした熱いコラボレーション

久保あおい

30℃を超える炎天下で行われた2日目。東京都足立区出身のシンガー久保あおいは、夏らしい衣装に身を包んで登場。2020年、15歳で配信デビューしネットを中心に活動してきたが、最近は路上ライブにも意欲的に取り組んでいる。あまりの高温で機材が止まってしまうアクシデントに見舞われつつも、手嶌葵「明日への手紙」、あたらよ「10月無口な君を忘れる」、奥華子「変わらないもの」など、今年発表したカバーアルバムに収録されている楽曲を中心に澄んだ歌声を響かせた。

歌舞伎町に来るのはこの日が初めてで、怖いイメージを持っていたそう。しかし、臆することなくひたむきに歌っていく。シンガーソングライター上野大樹が作詞・作曲した「片っぽの心」や、「独り言」などオリジナル曲も披露。ラストにドラマ『永遠の昨日』のエンディング主題歌として書き下ろされた「遠い夏の日」を歌ったあと、集まった観客一人一人にチラシを配りながらコミュニケーションを取っていた。

「天気も良くて、すごく気持ちよかったです! ちょっと天気が良すぎて機材が怒っちゃいましたけど(笑)。路上ライブは久しぶりだったんですけど、通りがかった人にも聴いてもらえたり、コミュニケーションを取ったりできる環境はやっぱりとても大事だなと思いますね。あたたかく観ていてくれる人が多くて、歌舞伎町のイメージも変わりました。9月にワンマンライブがあるんですけど、オリジナル曲ももっと増やしていきたいし、まだまだたくさんの人に知ってもらえるように頑張っていきたいと思います!」

久保あおい

2020年8月、15歳で配信デビューして以来、心に訴えかける楽曲が世代を問わず共感を呼んでいる、現在18歳のアーティスト。儚く透き通った歌声は、「ヒーリングボイス/泣きたくなったら久保あおい」と称され、日本テレビスドラマ「やり直したいファーストキス」やMBS系列ドラマ「永遠の昨日」の主題歌に抜擢された。様々な場所でパフォーマンスしたSNS動画が1000万再生を突破し、人気・実力ともに注目されている。

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植城微香

植城微香は、2018年から路上を中心に150本以上のライブを重ね、テレビ朝日「ミュージックステーション」などにも出演する実力派シンガーソングライター。サウンドチェックをかねてワン・ダイレクション「What Makes You Beautiful」をカバーし、続けてオリジナルの「What Do You Want To Be?」「drive」を披露。ダンサブルなフィーリングをアコースティックギターのカッティングで表現し、そこにソウルフルな歌声がのると、観客からは自然とハンドクラップが起こった。

アンジェラ・アキ「手紙」、秦基博「鱗」、aiko「カブトムシ」のカバーで居合わせた通行人の耳もキャッチ。地元大阪から深夜バスで新宿に着き、土砂降りのなか銭湯に向かったらそこが男性専用で、ずぶ濡れのまま歌舞伎町をさまよったこともあるそうだ。途中でピックが割れてしまったが、ライブを観ていた久保あおいが駆け寄り自身のピックを手渡す場面も。久保のピックを使って披露した「one more crush」は一層エモーショナルに響いた。最後は今年5月にリリースしたミニアルバム『SO』収録の「merry-go-round」を熱唱し、「いつかオリジナル曲で有名になって、今日ここで私のライブを観たことを自慢できるようにします!」と高らかに宣言した。

「普段の路上ライブだとぎゅうぎゅう詰めでやることが多いんですけど、この広場は縦にも長いし、解放感がすごくてめちゃくちゃ楽しかったです。あんなに大きなスクリーンに映してもらったのも初めてでうれしかったです。今まではカバー曲で人が集まって、私の曲になったら少なくなることもあって、挫けそうになることもあったんですけど、ミニアルバムをリリースしたこともあってオリジナルでも多くの人に聴いてもらえるようになったんです。ほんまにありがとうって思いながら歌ってます。武道館で弾き語りワンマンをやりたいっていうのが一番の目標なので、それに向けて曲をいっぱい作ってみんなに届けていきたいと思います!」

植城微香

 

2018年に高校卒業直後に大阪で音楽活動をスタート。路上を中心に年間150本のライブを行い、テレビ朝日「音楽チャンプ」「ミュージックステーション」日本テレビ「歌唱王」に出演するなど各方面から注目を集めて一躍関西シンガーソングライターシーンで注目の存在となる。
2023年5月、初めてのミニアルバムを発売。
J-POPの枠にとどまらない楽曲とストリートで培ったステージング、そして親しみやすいキャラクターが武器のシンガーソングライター。

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かわにしなつき

『Kabukicho Music Live』には2回目の登場となるかわにしなつき。今年2月に配信リリースされた「青春トワイライト」からスタートし、観客は手拍子で応じる。2曲目からはキーボードでの弾き語り。路上ライブでキーボードを使うのはこの日がはじめてだという。「東京の終電は混んでるかもしれないけど、夜の電車で聴いてほしい」というMCから「プレイリスト」が歌われた。

夏に聴きたい恋愛ソングとしてaikoの「KissHug」をカバーすると、スペシャルゲストとして植城微香を呼び込んで、あいみょん「君はロックを聴かない」を二人で熱唱。続いて久保あおいともAimer「蝶々結び」を歌った。キャラクターの違う歌声が重なり合うのがおもしろい。かわにしから3、4日前に二人に連絡しコラボを提案、快く引き受けてくれたそうだ。

2日前に21歳になったかわにしから「隣の人に“誕生日おめでとう”と言って、本当に誕生日な確率は?」とクイズが。正解は0.27%だそうだが、「人と人が出会う確率」はさらに低く0.0004%。出会いの奇跡を曲にした「0.0004%のキセキ」であたたかくライブを終えた。

「前回出させてもらったときはまだ東急歌舞伎町タワーも完成していなくて、こんなに大きなモニターもなかったからびっくりしました。めっちゃきれいになりましたよね。Zepp Shinjuku (TOKYO)もあって、この地域全体がライブする場になっていくんだろうなっていう感じがしました。今回はピアノの弾き語りがはじめてで、音量とか不安だったんですけど、すごく楽しかったです。コラボもできて、知り合いが増えていくのもうれしいですね。年末には大阪で大きいライブが決まっているので、東京でもどんどんコミュニティを大きくしてぶちかましていきたいと思います!」

かわにしなつき

2002 年生まれ、奈良県出身のシンガーソングライター。2020 年よりアーティスト活動を開始し、自然体で親近感のあるパーソナリティとバラードからポップスまで歌い上げる芯のある声が多くの支持を集める。
2022 年より路上ライブを活動の軸にして地元・関西で毎週ライブ活動を行い、その様子が TikTok を中心に話題を集め SNS の総フォロワー数は 32 万人を超える。
2023 年より活動拠点を東京へ移し、柔らかくも凛とした彼女ならではの視点と歌声で、そっとリスナーのそばによりそう。

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イベント情報

日時:2023年6月16日(金)18:00~/6月17日(土)13:00~
場所:歌舞伎町シネシティ広場(東京都新宿区歌舞伎町1丁目19番先)
入場:無料
出演アーティスト:
【6/16】しおんあい/砂月凜々香(IDOLATER)/ナギサワカリン
【6/17】久保あおい/植城微香/かわにしなつき
主催:歌舞伎町商店街振興組合
協力:株式会社TSTエンタテイメント、MOTCHAN NO HEYA – もっちゃんの部屋 –

text:張江浩司
photo:落合由夏

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