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太陽に負けず歌舞伎町に熱く響く音楽! Kabukicho Music Live vol.17

歌舞伎町

コミュニティ
Kabukicho Music Live イベント 音楽
DATE : 2024.06.11
2024年5月17、18日の二日間、新宿・歌舞伎町のシネシティ広場で「Kabukicho Music Live vol.17」が開催された。路上ミュージシャンの活動を公認の場所を作ることで後押ししていくこのイベントも、機材など環境面もどんどん整備され、さまざまなアーティストが参加するようになってきた。熱い太陽が照り返すなか行われたライブの様子をレポートする。

期待に満ちた大勢のオーディエンス

ちゃんゆ胃

陽が落ちつつあるシネシティ広場。絶好の路上ライブ日和のなか、赤い髪とアコースティックギターの木目のコントラストが東急歌舞伎町タワーのビジョンに大写しになり、道行く人々の目を引く。「愛媛から来たシンガーソングライター、ちゃんゆ胃です! よろしくお願いします!」と明るい声で始まったライブ。最初の曲は、読んで字のごとくバンドマンとの難しい恋愛を歌った「バンドマン」。続いて「香水と柔軟剤」は、あの有名曲への返歌的な失恋ソングだ。「本当に歌舞伎町でライブをするの!?」とドキドキしていたという彼女。曲が進むごとに緊張はほどけ、歌声の伸びやかさが増していく。「胃存症」から「ホウセンカ」へと続き、「Forever」では繊細なギターのアルペジオと共に切ない情景が描かれる。「楽しんでいただけてるのでしょうか?」と問いかけると客席からは拍手が起こり、「よかった!」と安堵の笑顔に。

「4年前までは愛媛にいる普通の大学生で、趣味で音楽を作っていた私が、東京に来て音楽をやるきっかけになった曲です。友達のことを思って聞いてほしいです」と紹介されたのは「Dear.a」。TikTokを中心にヒットし、ちゃんゆ胃のキャリアスタートになった曲だ。次は同じ時期に作ったという「ヒーローになるから」。家族からの反対を乗り越え、シンガーソングライターとして誰かのヒーローになりたいという強い思いを込めた一曲だ。シンガーソングライターをしているという理由で恋人と別れた経験から書かれた「バイバイ」の後には、「みなさん声出せますか?イェーって言ってみて!」と観客を盛り上げる。「僕は君じゃなきゃダメみたい」ではシンガロングも起こり、観客との一体感が生まれた。「次で最後の曲です」と告げると、観客からは「えー!」と惜しむ声が。そんな声を受け止め、「ライブハウスに来てください!」と笑顔で応えるちゃんゆ胃。「夏の曲を解禁しちゃいます!」と、「ビールと花束」で締めくくった。

「愛媛から上京してからまだ1ヶ月くらいしかたってなくて、やっと東京での生活の緊張がほどけたかなっていう時期なんです。東京でも路上ライブをやりたいと思っていて、ひとつの目標でもあったので、こういう機会をいただけてはじめの一歩になったと思います。たくさんのお客さんも来てくれたので、すごく楽しんで歌うことができました。5月からはライブハウスでもやりはじめたんですけど、いろいろ準備もあったし、本当にこれからだなって。歌舞伎町もそうなんですけど、田舎から来た人にとって東京は怖いというか、怖じ気づいちゃうイメージがあるんですけど、温かく見守ってくれる人ばかりですね。住んでみてとても感じます。今日も一人一人の目を見て歌ったときにすごく感じました。愛媛にいたころは学生だったこともあってライブが全然できなかったので、今後は路上も含めてどんどんライブをやってみなさんに会える機会を増やしていきたいです。曲もリリースしていくので、待っててほしいなという気持ちでおります」

ちゃんゆ胃

今年の春に上京!愛媛県出身シンガーソングライター。TikTokで300万超えのいいねを獲得するほど話題となった「Dear.a」を代表曲とし、変幻自在のボーカルワークを武器にした楽曲の数々は10〜20代の女性を中心に共感を得ている。地元愛媛県では「南海放送ラジオ」「FM愛媛」でレギュラー番組を2年半務め、現在も西条市の観光大使「LOVE SAIJO応援シンガー」として活躍中。

 

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松下玲緒菜

ステージ前の密度がグッと上がり、期待に満ちた観客が集まるなか、真っ赤なワンピースに身を包んだ松下玲緒菜が登場。3回目の路上ライブであり、事前に告知をしてのぞむのは今回がはじめてだそう。オープニングは相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」のカバー。続いて、My Little Lover「Hello, Again ~昔からある場所~」、中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」、レベッカ「MOON」と昭和~平成を彩ったヒット曲を立て続けに歌った。海外からの旅行客も足を止め、興味深げに覗き込む。

「夏にぴったりの曲を持ってきました」と言いながらアコースティックギターを手にし、ZONE「secret base~君がくれたもの~」、松任谷由実「やさしさに包まれたなら」をカバー。「ギター難しいね、練習中です」と笑顔で語りかけると、観客からは温かい拍手が送られた。次は一転してヨルシカ「夜明けと蛍」を披露し、静かに流れるメロディに観客はグッと引き込まれる。「まだ詳しくは言えないけど、7月31日空けておいて下さい!」と、ファンにはうれしいお知らせをしつつ、水分補給しながらもカメラに向かってピースサインを送る姿には、観客から歓声が上がった。最後はとた「紡ぐ」、神田沙也加「ever since」を歌い、美しい声と演奏に大きな拍手が送られた。

「たくさんの方が来てくださったので、とても楽しくて、一瞬の出来事でした。今日もめちゃくちゃ緊張したんですけど、告知せずにやったときの方が緊張しました。今日はいつも来てくれる方々の顔があったので、アットホームな感じでやれました。みなさんのありがたさを感じましたね。私は昭和歌謡や昔のバンドの曲が好きで、今日はそういった自分の趣味と、通りすがりの人でも知ってるような曲を選んでみました。目標はアニソン歌手になることなので、アニメの主題歌を歌えるようにがんばっていきたいと思います!」

松下玲緒菜

8年間のアイドル活動後、2023年12月よりアーティストとして本格的に活動を開始。アイドル時代には武道館公演を達成。聴く人を魅了する歌声と圧倒的な歌唱力を武器に、新たなステージで新たなる高みを目指す。

 

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consado 

一日目の最後は優未と武田レイナのデュオ、consado。『Kabukicho Music Live』の記念すべき第一回にも出演した二人が、一年半ぶり2度目の登場だ。オープニングナンバーは「ミチシルベ」。安定感抜群のコーラスワークが広場を包み込む。一人一人と目を合わせ、手を振りながらパフォーマンスを繰り広げる姿に、観客も自然と笑顔になる。次の曲「きみのうた」では、サビで「フレーフレー」とシンガロングが起こった。「最初はタワーも建ってなかったし、ビジョンもなかったよね」と前回出演した様子を振り返り、新宿駅周辺で路上ライブをする機会が減ったが、こうした場所で歌えることに感謝の意を表した。

ラブバラード「告白」に続き、「Crescendo」を披露。「お近づきの印にカバーを」と、MISIA「逢いたくていま」を熱唱。路上にお客さんが一人しかいなかった時期を振り返り、「また呼んでいただけるように精一杯活動していきたい」と決意を述べ、「これで知ってくれた人も多いよね」とYOASOBI「夜に駆ける」をカバー。DREAM COMES TRUE「大阪LOVER」では、オリジナルの「なんでやねん!」コールと共に観客もサイリウムを振りオーディエンスも大盛り上がり。「これからも旅を続けていきたい。出会う方々といろんな景色を見たい」と語り、去年リリースした最新アルバムからのタイトル曲「レインボー」を披露。二人で音楽を続ける強い意志を高らかに歌い上げた。

武田「最高でした!」 

優未「最高だったね。あと1時間はできる」 

武田「ここでワンマンやりたいね」 

優未「前回出演したときはステージもなくて、赤いカーペットの上で歌わせていただいて」 

武田「今日も自分たちの音響機材持ってきちゃったんですけど、全部そろっててびっくりしました(笑)」 

優未「素晴らしい環境です。ビジョンも大きいし、ステージがあるおかげで歌ってるのが遠くからでも見えるんですよね。音もすごくいいですし」 

武田「新宿駅の周辺は路上ライブをやる人が増えたから、止められちゃうことも増えたんですよね。なので、こうやって公認の場所があるのはありがたいです」 

優未「毎年ワンマンライブをやっているんですけど、8周年になる今年もそれに向けてやっていきたいなと。路上ライブも辞めずに、いろんな人と出会えるように引き続きがんばっていきます!」

consado 

北海道が生んだハートフルデュオ「consado」。函館出身の優未と札幌出身の武田レイナの2人組。ユニット名にもなっている「consado」は「道産子」の逆読み。生配信アプリSHOWROOMで開催されたオーディション『TBSホワイトサカス公式テーマソング獲得イベント』にてグランプリを獲得し、Carlos.kが手掛けたTBSホワイトサカス公式テーマソング「Candle light」でキングレコードより2017年メジャーデビュー。その後フリーで活動しながら自主制作、主催イベント、路上ライブなど幅広い活動を行っている。2023年4thアルバム『レインボー』を発売。新曲「レインボー」「きみのうた」以降の楽曲はファン投票で選ばれたTOP7が収録されている。

 

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