超ときめき♡宣伝部が東急歌舞伎町タワーに登場
SNSアプリ・Threads(スレッズ)の魅力を伝えるべく、「超ときめき♡スレッズ宣伝部」に就任したとき宣。これにあわせて、2025年11月18日に都内某所でフリーライブの実施が告知されていた。当日正午12時に発表された会場は、東急歌舞伎町タワー「KABUKICHO TOWER STAGE」。平日の開催にもかかわらず、ステージ前に続々と“宣伝部員”(とき宣のファンダム名)が集まってくる。

開演前からとき宣の楽曲がエンドレスで流れ、タワーのスクリーンにThreadsのアイコンとともにメンバーの姿が大きく映し出されている。ライブ開始は夕方からだが、日中からとき宣ムードでいっぱいの歌舞伎町。駆けつけた宣伝部員たちも、今か今かと高揚した表情でその時を待っていた。
18時を過ぎたころ、いよいよライブがスタート! 残念ながら超ときめき♡ピンク・小泉遥香は体調不良で欠席とアナウンスされたが、司会の「気持ちは一緒に、応援何卒よろしくお願いいたします」の言葉に、宣伝部員からあたたかな拍手が送られた。
司会の呼び込みとともに5人のメンバーが登場すると、歌舞伎町を揺らすような大歓声と「かわいいー!」の声援が飛び交う。11月末の肌寒さをあっという間に吹き飛ばすような熱さだ。
熱狂とかわいいの渦が、歌舞伎町を揺らす!

「みなさんこんばんは! 今からみんなでときめきトレインを作って、身体をあたためていきますよ!」とメンバーのキュートな呼びかけとともに、1曲目は『初恋サイクリング』を披露。
間髪入れず、「スマホのカメラロールなんて どうせ私ばっかでしょ!?」のフレーズで話題沸騰中の『超最強』へ。「超かわいい!」「最強かわいい!」のコール&レスポンスで、幸福感のボルテージは急上昇だ。続いては、人気曲『すきっ!〜超ver〜』。メンバーの生き生きとしたパフォーマンスに、くるくると変わる表情。
心奪われているうちに、あっという間に時間が過ぎていく。通りがかりの人々も、つい足を止めて釘付けになっている。フリーライブならではの光景だ。
開演前に降り出した小雨も、気がついたら止んでいた。まるでとき宣と宣伝部員のエネルギーが、雨雲まで遠くへ追いやったよう。
かつては毎週のように開催していたというフリーライブ。とき宣にとって、Threadsを活用した告知も、歌舞伎町での開催も初めてとのこと。ライブ前の囲み取材では「会場告知が当日で、宣伝部員さんは来られるかな」「フリーライブではなぜか毎回雨が降るんです…」と少しだけ心配そうに語っていたが、想像以上の盛り上がりに、メンバーも宣伝部員たちもキラキラの笑顔だ。

3曲目を終えたあとは、Threadsを介して募集した質問に回答する、「Ask Me Anything」のコーナーが。「今年の冬にしたいことは?」「もし1日だけメンバーの誰かに変わるなら?」果ては「メンバーを野菜にたとえるなら?」というちょっと風変わりな質問まで、真剣に悩みながら答える5人。各回答はとき宣のThreadsアカウントでも紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。
「会えないときも、みんなとThreadsで交流できたら」互いの絆を確かめ合う、とき宣と宣伝部員

そして名残惜しくも、この日最後の曲へ。4曲目は、宣伝部員からの「リクエスト曲」が披露される。Threadsのコメント機能でファンの希望楽曲を募り、そのなかから運営が絞った4曲を対象に、ライブ直前まで投票が行われた。候補曲は『最上級にかわいいの!』、『ラヴなのっ』、『ぴょんぴょん』、『トゥモロー最強説』。この瞬間までどの楽曲になるかメンバーも知らされていなかったそうで、緊張のなか発表されたのは『トゥモロー最強説』! 曲始まりでメンバーが少し立ち位置に迷ってしまったのも、かえって「今、ここ」だけの臨場感を感じることができた。

「みんなの明日が、もっともっと素敵になるように歌いたいと思います。それでは聞いてくだい、『トゥモロー最強説』!」この日、この場所に集まったすべての人に“最強な明日”を約束するように、この日いちばんのコール&レスポンスが鳴り響く。

最後は、恒例の「ロックオンフリータイム(写真撮影OKタイム)」を経て、会場に集まった全員でThreads「同時投稿」をしてフィナーレ。「きみのハートにロックオンっ!」の掛け声とともに、とき宣カラーのオレンジのハートが一斉に投稿された。すると東急歌舞伎町タワーのスクリーンにも、いっぱいのオレンジハートが飛び交う。沸き起こる歓声に、会場の一体感はますます深まるのだった。
最後の挨拶では、平日にもかかわらず集まったたくさんの人々に、口々に感謝の言葉を述べるメンバーたち。
辻野かなみ:「会えないときも、ファンのみなさんとThreadsで交流できたらうれしいです」
杏ジュリア:「超スレッズ♡宣伝部として、とっても楽しい1日になりました!」
坂井仁香:「Threadsを通して、みんなが『トゥモロー最強説』をとっても好きなことがわかって、うれしい。私も大好きな曲です」
菅田愛貴:「コメント、全部読んでいます。Threadsでの何気ない会話で、みなさんがちょっとでも元気になってくれたらいいな」
吉川ひより:「Threadsは、私にとって“秘密基地”のような感覚。これからもThreadsを活用して、みなさんのとき宣への思いを、全世界に発信してくださいね」
結成10年を迎えたとき宣の、これからの10年

さて、先述の通りフリーライブに先駆けてメンバーへの囲み取材が行われた。Threadsは2023年夏にサービスを開始。とき宣メンバーはすぐに、「Threadsアカウントを作りたい!」とスタッフにお願いしたそうだ。
坂井:それまでTikTokやInstagramのアカウントは持っていたのですが、思いを言葉で伝えられる場所が欲しくてお願いしました。そんな私たちがまさか、スレッズ宣伝部に就任するなんて! とてもうれしい気持ちでいっぱいです。
2025年は、とき宣結成10年の年。この10年でとき宣が成し遂げたことを聞くと、リーダーの辻野はこう話す。
辻野:とくにこの数年間は、SNSを通してたくさんの方々にとき宣のことを知っていただくことができました。こうしてスレッズ宣伝部に就任できたのも、日々のステップの成果。でもまだまだ叶えたい夢はたくさんあるので、ここからさらに頑張っていきたいです。
結成当初からセンターとしてグループを牽引する坂井もうなずく。
坂井:昔は、自分たちの“宣伝”しかできなかったんです(笑)。君たちは何を宣伝するの?とよく聞かれたのですが、そのたび『まずは自分たちの宣伝をがんばります!』って答えていましたね。かなみん(辻野)が言うように、Threadsをはじめいろいろな商品の“宣伝部”として活動できるようになったのは、とてもうれしいことです。
こうして活躍の場を広げることができた理由を自己分析すると? 少し考えて、「あきらめずにずっと続けてきたから…かな?」と謙虚に答える坂井。辻野も続ける。
辻野:本当に、本当にそうだと思います。これまでにうまくいかなかったこと、叶わなかったこともありました。だけど、何回転んでも、何度も何度も立ち上がってここまでやってきました。そんな気持ちをこれからも大事にしていきたいです。
最後に、とき宣の見つめる「これからの10年」を、全員に聞いた。
吉川:誰もが納得する国民的女性アイドルになりたい。どの曲を聞いても「知ってる! とき宣だ」と思ってもらえるようなグループになれたらいいな。
菅田:10年後…私は30歳になりますね。 今、みんなに笑顔になってほしくてアイドルをやっています。30年後も…間違えました(場内笑い)、10年後も変わらずみなさんの元気の源でいられたらうれしいです。
坂井:私もひよりん(吉川)と同じように、「国民的アイドルになりたい」! 以前ライブで発言して以来、ずっと気持ちは変わりません。だから、スタジアムやドームでもライブをやりたいですし、全部の音楽番組に出たいです! 全部全部全部出られるように、これからもがんばります。
杏:目標や大きな夢をひたすら追いかけてきた10年でした。夢があるからこそ輝けるし、すごい力を生み出せると実感しています。ただ歩むのではなくて、何かにむかってがんばることを、これからも大切にしていきたいです。
辻野:同じ事務所のももいろクローバーZさんが、憧れの先輩。つねに最前線を走る先輩の姿を見て、とき宣もそんな存在になれたらと思ってきました。どこへ行っても、何年経っても、とき宣が活躍できるように、足を止めずに全力で走り続けていきたい。

全身全霊で駆け抜けてきた10年の積み重ね。この日、歌舞伎町を揺らしたファンたちの熱気と大きな愛が、その強さを証明していたように思う。けれど、まだまだ夢の途中。その延長線上にあるもっともっと壮大な未来に向かって、とき宣の歩みはこれからも続いていく。彼女たちの明日は、きっと今日よりもっと最強だ。
フリーライブの様子はYouTubeでも公開中!
文・徳永留依子