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まるで海外!新宿で注目の「異世界スポット」を写真に収めよう

大久保 新宿3丁目

ガイド 遊ぶ
PHOTO エスニック 居酒屋
DATE : 2022.12.28
さまざまなカルチャーが入り乱れる東京、その中心部である新宿エリアは、世界中のグルメや文化にリアルに触れられる、多国籍でグローバルな地域だ。

スパイスの香り、幻想的なランタン、カラフルな屋台など、さながら海外旅行気分や異世界気分を味わえる場所を目にすると、思わず写真を撮りたくなるもの。

そこで、おすすめのスポットを紹介すると共に、プロのカメラマンが教える、思い出を魅力的に記録するための撮影テクニックを伝授。ぜひ自分の感性のフィルターを通して、新宿の「異世界」を捉えてみてはいかがだろうか。

新宿駅前高架下のアートな空間「サナギ新宿」

新宿駅東南口を出てすぐ、高架下に位置する「サナギ新宿」は、中華・和食・タイ料理などアジアフード好きにはたまらないスポット。

店内はバーやこたつ、屋台などの6つのエリアに分かれており、飲食のみならず展示やイベントも開催。日々さまざまなクリエイターとともに発信を続けているアートな空間だ。

中でもより異国情緒を感じられるのが、天井を埋めつくすランタンが印象的な「百花繚乱ランタン横丁/YATAI-MURA」のエリア。見上げれば色とりどりのランタンが浮かんでいる様はまさに圧巻の一言だろう。

このランタンを撮影する際には、ぜひ望遠カメラを使用してみよう。スマホであればズーム機能が該当する。重なり合うランタンの距離が凝縮されたように写り、幻想的な雰囲気にすることができるだろう。

また、屋台の看板も見逃せない。中華・和食・タイ料理それぞれの店の個性的なデザインが並ぶ様は、ぜひ角度をつけて一枚に収めるのがおすすめ。

各国のビールも、フォトジェニックな一枚が撮れるだろう。ポートレートモードで背景にランタンが写るように撮影すれば、プロ級の仕上がりになるはず。

本場のハラルフードショップ「THE JANNAT HALAL FOOD」

新大久保駅前からすぐ、路地に入った瞬間からスパイスの香りが鼻をくすぐる“イスラム横丁”をご存じだろうか。ネパール料理店やインドネシア料理店、モスクが入ったビルなどが並ぶこの通りで出会えるのが、ハラルフードショップ「THE JANNAT HALAL FOOD(ザ ジャンナット ハラルフード)」だ。

バングラデシュで不動産屋を営んでいるという店主は、営業中も礼拝をかかさない熱心なイスラム教徒だそう。タイミングがあえば礼拝服姿の彼に会えるかも。

店内には、中東や東南アジアの国々から取り寄せたさまざまな食品、日用品がズラリ。日本のスーパーとは比べ物にならないほどのカラフルなパッケージは眺めているだけでも楽しい。

ここで思わず撮りたくなるのは、店内奥にビッシリと並べられたスパイスコーナーだろう。画面いっぱいにシャッターを切れば、まるでアート作品のような一枚になるはず。

本場の味を手軽に楽しめるスパイスミックスは、チキンマサラやビリヤニなど日本でもなじみのある料理から、パヤカレーやコフタカレーなど、なかなかお目にかかれないものまで豊富に取り揃えられている。すでに味が完成しているので、スパイス初心者でも買いやすいだろう。

また店頭では、ココナッツの実をそのまま販売していることも。手書きのプライスと合わせて、日本にいることを忘れてしまうような光景も、記念に一枚。

食・美容・エンタメ、韓国カルチャーといえばここ。「新大久保コリアンタウン」

新宿周辺で忘れてはならないのが「新大久保コリアンタウン」。2000年代初頭の韓流ブームからそう呼ばれるようになったこの街は、今ではリアルタイムに韓国カルチャーをキャッチできる日本でも屈指の外国人街だ。

この街を訪れるならば、ネオンが煌びやかな夜の時間帯がおすすめ。中でも大久保通りからドン・キホーテ新宿店に向かう路地、通称「イケメン通り」には、最新の飲食店や雑貨店が並んでいる。

どこを見てもハングルが目に入るこの一帯。カメラを向けるならば看板やネオンに注目しよう。夜景撮影ではシャッタースピードを遅くすると、人々の残像と煌々と光るネオンの対比を美しく捉えられるだろう。

また、夜ならではの景色として、ガラスに反射したネオンにも目を向けてみよう。昼間には絶対に撮影できないエモーショナルな一枚が撮れるはず。

365日24時間、カオスなアジア横丁「龍乃都飲食街―新宿東口横丁―」

2022年10月にオープンしたばかりの「龍乃都飲食街―新宿東口横丁―」は、眠らない街・新宿を象徴するような年中無休、24時間営業のスポットだ。

韓国・タイ・香港・博多の屋台街をはじめ、寿司や鉄板焼き、イタリアンまで全17店舗の飲食店が集結し、合計1,000席を擁する大型施設。店内に入ってすぐ、巨大な龍のオブジェが出迎えてくれる光景は、アジアのカルチャーを感じつつも、どこか異次元に迷い込んでしまったかのよう。

B1F・B2Fの地下につながる階段は、真っ赤な壁と提灯の灯りがまるで千本鳥居を連想させる。海外ではないものの、漫画やアニメの世界を彷彿とさせ、高揚感を覚える光景だ。

階段を下りると、そこに広がるのは「屋台」「ネオン」「ミラーボール」が所狭しと並ぶカオスな空間。アジア各国の文化が織り混ざる不思議な世界観はここでしか味わえないだろう。

どこを撮っても撮り足りないほど見応えのある店内だが、ネオンが折り重なる様はぜひ撮ってほしい。どこかノスタルジックで、それでいて未来的な印象も兼ね備えた非現実的なショットが撮れるはず。

写真:小島マサヒロ
文:MASH UP! KABUKICHO編集部

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